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とどめをハデにくれ

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レコーディング前夜

不安定少年ズのレコーディング前夜
なかなか眠る気になれない
今日は晴れだから洗濯だと思い洗濯して出勤したら夜に豪雨で帰って再洗濯
雨だからといって洗濯物を取り込んでくれる嫁などいない
大嫌いな部屋干しだ、部屋が暗くなる
もうそれで眠るのが嫌になるくらいブルー
シャワーもしたくなくなるほどブルー
ブルー、ブルー、ブルース
明日はブルーズマンになってイカした録音ができるよう景気づけにジョンフルシアンテの『CURTAINS』を聴く
大学時代によく聴いていた1枚
アコースティック主体の作風
ジョンフルシアンテ
ギター弾けて歌も上手
そして自己の塊に見える

自己の塊から解放されつつある27歳の自分
このまま音楽やっていたら俺らしさは軽減されてしまうような恐怖
だが自己の塊でバンドはなかなかやれん
だが自己の塊でこそ最大限に表現できるとしたら?
どっちを取る?
バンドか己か
民主主義者か独裁者か

表現の上であまり自己を殺すなという人がいる
自己をむき出しにしたらしたで文句たれるんじゃないのかい?
俺が自己をむき出しにしたら酷いぜぇ
まるでこの世の生命体とは思えないほど勝手だ
自覚あり
見たことある奴は口が裂けてもそんなこと俺に言わないだろう
やわらか口調で『協調性を持ちなさい』とでも言うだろう(笑)
たぶん忘れちゃいない
必死で抑えている
制御不能な自分が制御不能
ある意味じゃ全てにおいて制御不能
スイッチの切り替えは自分じゃ出来ない
スイッチを押してくれる人が
いや、スイッチを押してくれる人に頼っているままではいつまでもスイッチ入らない

明日レコーディングする2曲はJACK POT ROPE WAYというバンドでやっていた頃からある曲だがやりなれた曲ではない
今は別の人間と演奏していて少なからず歳も重ねたから別の曲になる
自分の演奏の仕方、歌いかたも自ずと変わる

万全の体調
そんなものは俺にはない
そんなもの感じたこともない
いつだって体調は悪目だ
睡眠が何時間だろうが
酒を飲もうが飲まなかろうが
唯一ダイレクトに反映されるのは腹の空き具合だろう
お腹いっぱいで声が出ない人が理解できない
腹を満たしておかないと腹から声なんてでない俺は
表現するとうことは限りなくエネルギーを使うことだから
ある意味スポーツだし
バンドもスポーツ理論がしっくりハマると思うのは俺だけか?
音楽は勝ち負けをつけないものと思うからそこだけはスポーツと相反するが
チームワーク、作戦、奇襲、バランス、メンタル、気合い、努力、己との戦い
バンドはバレーやシンクロナイズドスイミングのような団体戦のようでもありマラソンのようでもある
やはり自己の主張ばかりではバンドも映えないだろう
シンクロのように全員の演技が綺麗にひとつに重なった時に決まる
バレーのようにリベロが拾い、セッターが上げてこそスパイクが決まる
ドラムが支えてベースが繋いでギターが飾るからこそ唄える
誰かに合わせに行くんじゃなくて、ひとつになるのが大切で究極

リベロが拾い、セッターが上げたボールだからこそ重みがある、責任がある、アタッカーは決めなきゃいけない使命感を背負う
その使命感こそチームがひとつになるためのキーワードだし
使命感のない場所からは何も生まれないだろう
このチームで自分のやるべきこと、使命を、任務を死ぬ気で実行することに生き甲斐を見いだせば見えてくるだろう
『あぁ、どうしたらいい?』なんて思ってちゃ何も生まれないのだ
よく言うように『一人はみんなのために、みんなは一人のために』
この意味がなんとなくわかるようで掘り下げていくと極論やっぱり矛盾しているんじゃないかと思っていた自分
少しだけわかろうと思う
あーどうしよう、は辞めだ
目に映るものしか信じないなんて出来ないと思ってたけど
目に映るものだけ信じてみるしかない

目に映るものだけを信じる
一見それが一番簡潔で簡単そうに思えるが俺はそんなことないと思う
それこそが人間として究極であると思う

そして3時
レコーディングは午前中から始まる
ちょっと二日酔いくらいが自分にはちょうどいい
雨なんか嫌いだ
ギターに弾かされてちゃだめだ
ギターを弾いてやれ


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